歯医者さんに聞く!食いしばり改善ってぶっちゃけどうなの?
- 大島ちこ

- 2 日前
- 読了時間: 23分

「食いしばりって、結局どうすればいいの?」
エラ張りや食いしばりに悩んでいると、ネットで調べても情報がバラバラで、結局何が正解なのか分からなくなりませんか?
ボトックスって本当に効果があるの?
マウスピースを使えば良くなるの?
そもそも、なんで食いしばっちゃうの?
そんな疑問に答えるべく、今回は現役の歯科医師・まるち先生をゲストにお迎えして、コラボライブを開催しました。
まるち先生は睡眠歯科・睡眠時無呼吸症候群治療のスペシャリストで、日々の診療でボトックス治療にも携わっている、まさに「現場のプロ」です。
普段はなかなか歯医者さんに直接聞けない、ボトックスの効果や値段のリアルな話、マウスピースがかえって食いしばりを悪化させてしまうことがある理由、食いしばりが虫歯や歯ぐきの後退にまで影響する仕組み、そして改善のために本当に大切なことまで。
専門的だけど気になるテーマを、1時間たっぷり本音で語り合いました。
「エラ張りも食いしばりも、もう治らないものだから」と諦めかけている方にこそ知ってほしい、歯科医師とのリアルな対談の様子をお届けします。
音声配信はコチラ:
■オープニング
ちこ:どうも、小顔整体師のちこです。
このチャンネルでは、歯を食いしばって頑張りすぎちゃうエラ張りさんのために、自分らしい小顔になれるヒントをお届けしています。
本日は現役の歯科医師さんであるまるち先生をお呼びして、コラボライブをやっていきたいと思います。
まるち先生:皆さん、こんばんは。現役歯科医のまるちです。よろしくお願いします。
ちこ:よろしくお願いいたします!
まるち先生は歯科医師さんとして睡眠歯科をやられているということで、今日はいろんなお話を聞いていきたいと思います。
■まるち先生が睡眠歯科の道に入ったきっかけ
ちこ:まずはじめに、まるちさんの経歴的なものをお伺いしてもよろしいでしょうか?
まるち先生:私は今、埼玉県の方で歯科医院を開業しているんですが、勤務医をやっているときに、大学病院で睡眠時無呼吸症候群の治療を、先輩の先生から一緒にやってみないかということで、睡眠の世界に入りました。
睡眠のお悩みを聞いていく中で、マウスピースを使ったりするんですけれども、マウスピースが食いしばりで壊れやすかったり、夜中の食いしばりで頭が痛くなってしまったりする方のために、他にできることないかなということで、ボツリヌスの治療だったり、もちろんマウスピースの治療なんかも、今やっているような状態です。
ちこ:睡眠時無呼吸症候群の治療から、そういう睡眠系をやるんですね。
それは今も埼玉の医院でやってらっしゃる感じなんですか?
まるち先生:そうですね、もうそれが専門なので、今は基本的には睡眠時無呼吸の治療がメインです。
ちこ:すごい!結構、珍しいんじゃないですか?
まるち先生:普通の治療の一つとしてやられている先生はもちろんたくさんいらっしゃると思うんですけど、私みたいに専門でやっている人は、かなり少ないかなと思います。
ちこ:私自身はそんなに無呼吸じゃないと思うんですけど、母が結構、無呼吸っぽい瞬間があるなと、横で寝ていてよく思うんです。
まるち先生:いびきをかいたりとかするんですか?
ちこ:そうなんですよ、いびきが結構あるんですね、母がね。いびきをかいているんだけど、途中ですっと静かになったかと思ったら、はっ…と突然呼吸を再開するみたいな。今度まるち先生のところに行ってみてもらおうかな(笑)
まるち先生:ぜひ、いらしてください(笑)
ちこ:今日は睡眠歯科って結構聞かないかなと思うので、その話も聞けたらいいなと楽しみにしつつ、「食いしばり改善って歯医者さんから見てどうなのか」というお話や、事前に募った質問をご紹介しつつ、やっていきたいと思います。
■ボトックスは体に安全?効果はあるの?
ちこ:みんな気になっているであろう質問ですが
エラ張り・食いしばりが気になっていて、ボトックスを検討している方から、「実際のところボトックスって効果があるのか、体への影響、健康への影響とかってどうなんでしょうか?」というご質問をよくいただくんですけども、まるちさん的にはどうですか?
まるち先生:私もボトックスの治療をしているんですけれども、基本的には局所的といって、咬筋という、ほっぺたの横の筋肉に打っていくものになりますので、全身に何か影響があるということは基本的にはないですね。
ただ、注意点としてはやっぱり打つ量です。単位数というので打っていくんですけど、女性と男性でも打てる量が違いますし、食いしばりの強さによっても打っていく量があるので、そこを適正に見れる先生、慣れている先生にやっていただいたほうがいいのかなとは思いますね。
ちこ:歯医者さんによっても、得意不得意があったりするって感じなんですかね。
まるち先生:そうですね。歯医者さんも最近本当に増えてきたと思うんですけれども、まだまだ保険適用ではない治療なので、全部の先生ができる治療ではないんですよね。
勉強している先生がやっていく治療になるので、まだやったことがなかったり、あまり得意ではない先生だと、最初打つ量が分かりづらかったりして、打ちすぎても代謝されていくので徐々に良くなっていくんですけれども、筋肉が緩みすぎて食べることに意欲が湧かなくなってしまうとか、食べにくくなったりすることもあるので、その辺は注意したほうがいいかもしれないですよね。
ちこ:私のお客様でも、ボトックスをやってアゴが動きづらくて、ご飯を食べる気力がなくなっちゃったという方が結構いらっしゃいました。
まるち先生:そういう慣れというのもやっぱりあるんですね、先生によって。そんなに難しい手技ではないんですけれども、経験だったりというのは多少あるかもしれないですね。
■ボトックスの値段の相場
ちこ:食いしばりでボトックスを検討する方って、最近増えてきた感じなんですかね。
まるち先生:本当に最近だと思います。
歯科・お医者さんではいくつか保険でできる治療もあるんですけど、歯科は保険の中でできる治療ではないので、私はちょっと勉強してやっているんですが、あの頃は本当に少なかったんです、周りにいなかったので。でも最近は先生もずいぶん増えてきたなという感じは受けますね。
ちこ:噂によると、歯科でボトックスをやるのと、美容外科でボトックスをやるのとで、お値段が変わるみたいな話も小耳に挟んだことあるんですけど、それはどうなんですかね?
病院の先生ごとに違ったりするのか、裏話的なところがあったりするのか。
まるち先生:基本的には保険外の自費診療になるので、先生だったり病院によって値段は変わってくるんですよね。
私の場合は、食いしばりって病気ではないんですけれども、患者さんは苦しんでいることなので、あんまり高くは値付けしていないんですけど、美容整形さんとかだとちょっと高めになるのかもしれないですね。
ちこ:そこは病院ごとに、相場はあれどそんなに縛りとして決まっているわけじゃないんですね。
まるち先生:そうですね、そうだと思います。
ちこ:私もサロンで、「ボトックスも考えてるんですけど、どうなんですかね…?」というご質問を結構いただくことが多いのですが
あんまりにも筋肉がガチガチになっている人は、一回「要検討」というのもありなのかなと思ったりもするんですが、やりすぎちゃうと口が開けづらくなっちゃったり、たるみが出てきちゃったり…というお話も聞くので、本当に適量、用量用法を守って正しくやっていくのがいいのかなと思ったりもするんですけど、
まるち先生:そう思います。あと、耐性ができてきちゃうんですよね。
ボトックスはタンパク質でできている、いわゆる注射の薬液になってくるので、あんまりにも間隔を短くどんどん打ってしまうと、効きづらくなってきてしまったりするので、ある程度の間隔を開けて打った方がいいっていうのもオススメしているのと、結局筋肉を柔らかくする、噛み締めにくくするものになるので、繰り返しやっていくと筋肉が動きづらくなっていく、そういう癖が逆についていくので、ボトックスを打たなくても食いしばりの力が入らなくなってくるっていうのはあると思うんですよね。
半永久的に打った方がいいという言い方をする先生もいらっしゃるんですけど、私はある程度、何回か繰り返して打ったら一旦お休みしてあげてもいいんじゃないかなというふうに、患者さんにもお話ししてる感じですね。
ちこ:結構そこも人によってそれぞれというところもあるんですね。「私が通っている歯医者さんの食いしばりボトックスは3万弱だったと思います」というコメントもいただいていますが、3万ぐらいってどうなんだろう?
まるち先生:3万だと多分お安い方に入るんじゃないかな。片側3万とかだったらちょっと高めですけど、両側で3万ぐらいだったら、すごく良心的だと思いますね。
あと、使っている薬液によっても違うかもしれないですね。
ちこ:同じボトックス注射とはいえ、中のものがちょっと違ったりとかっていう場合もあるんですね?
まるち先生:そうですね。どこの会社だったりとか、使っているものがそれぞれの病院で違ったりするので。
■ボトックスとの上手な付き合い方
ちこ:ボトックスも一つの選択肢としてあると良いですよね。
私も小顔マッサージをやらせていただいているんですけども、月1とかで施術をやっていて、それだけで「起きた時にアゴが痛くなっちゃったりすることが、すごい減りました」っていうお客様もいらっしゃれば、マッサージだけだとなかなか追いつかないなという方もいらっしゃって。
うまいこと医療の力に頼りつつ、頼りすぎないで、一緒に向き合っていくのがいいのかなと。
食いしばりというのも、本人的には悪癖というか、なくなってほしい癖かもしれないですけど、理由があって起こっている体の反応なので、憎むような感じでなくなってほしいというよりは、自分の体の一部みたいな感じで、邪険にならずに一緒に付き合って整えていく方法があるといいなと思っていて。
まるち先生:そうですよね。ボトックスは随分お手軽にできるようになってきて、一つの選択肢として考えていただくのは全然いいと思うんですけど、それに頼りすぎちゃう、それだけをやってしまうというのは、私もそれは違うと思っていて。
本当にボトックスしかない、これじゃないと治療ができないという人がやるのは全然いいと思うんですけど。
確かに小顔にはなるんですよね。シャープになるので、その目的だけでバンバン打つというのは、私もあまり賛成していなくて。治療をしている歯医者なのにあんまりオススメしませんというのもおかしな話なんですけど、やっぱり原因ってどこかに絶対あるので、本当は原因の元を探ってあげて、それを良くしてあげられれば一番いいんでしょうけど、それができないときの対症療法の一つとして考えられるといいかなって思いますよね。
■マウスピースは食いしばりを和らげる?悪化させる?
ちこ:ちなみに、まるちさんのやっている睡眠歯科で、食いしばりとかも結構良くなるものですか?
まるち先生:私がやっているのは睡眠時無呼吸の治療が基本なので、マウスピースを入れて治療をしていくんですね。
人って本来は、上の歯と下の歯って当たらないのが普通なんですよ。それが当たってグッと食いしばってしまうから、力が入ってしまったり痛みが出たりするので、良くないから食いしばりを治そうという話になってくるんですけど、マウスピースを入れてあげることで、食いしばりがひどくなっちゃう場合というのも、実はあるんですよね。
ちこ:結構、私のお客様にもいらっしゃいます。つけてると却って噛んじゃったり、寝れなくなっちゃうからつけたくないみたいな感じでおっしゃる方、多いですね。
まるち先生:そうなんですよ。
人の反射の一つとして、歯と歯の間に物が入った時にグッと食いしばるっていう反射があるんですよね。なので、マウスピースが歯と歯の間に入ることで、グッと噛み込んでしまうことが悪影響になる方もいれば、クッションになって痛みだったり歯と歯の間の力を緩和してくれる場合があって、その人によってパターンが違うので難しいんですけれども、悪化してしまう方もいれば良くなる方もいるっていう感じですね。
ちこ:本当にそこは人によるなと思って、お客様の中でもマウスピースを欠かさずして、それでちょっとマシになりましたという方もやっぱり私も聞くので、本当にそこは人によりけりというところなんですね。
まるち先生:本能的に口に何か入ってたら噛んじゃうっていうのが、生理的な反応ではあるんですね。
ちこ:すごい勉強になります。マウスピースをすると食いしばりだったり、エラ張りとかもマシになるんですかね?という質問も、私も結構いただくので、みんなが気になっているところなんだなというふうに感じていて、それを発信してる歯医者の先生ってなかなかいらっしゃらないので。
まるち先生:確かにそうかもしれないですね。
■食いしばりは虫歯の原因になる?
ちこ:もう一つ、お客様から質問をいただいています。「食いしばりって虫歯の原因になるんですか?」というご質問です。
この方は「歯科衛生士さんから『歯磨きは上手ですね』って言われるんだけど、歯の内側に虫歯ができていたのが後から見つかって、見つかった時には結構進行しちゃっていて、しょんぼりしてしまった…」というお話だったんですけど、そういうのはよくあることなのか、やっぱり食いしばりが関係してるんですか?というところで…いかがでしょうか。
まるち先生:このお話を聞いただけで、この方の虫歯の原因が食いしばりだったかどうかは、ちょっと判断できないところなんですけど、食いしばりが虫歯の原因というよりも、食いしばることによって歯が割れたりすることってあるんですね。
歯ぐきの上に出てる部分がただパキッと割れるっていう場合もあれば、歯と歯が接触するところ以外の、歯と歯ぐきの境目が割れることがあるんですよ、食いしばりをすることで。
ちこ:歯の根本のほうってことですかね。
まるち先生:そうです、根元ですね。
歯ってエナメル質と象牙質とセメント質という3種類の組織が重なってるんですけど、歯ぐきの近くって、一番外にある硬いエナメル質が薄くなってるんですね、歯の根元にかけて。弱いところなんですけど、そこに食いしばりでグーッと力がかかると歪みができて、エナメル質がパキッと割れることがあるんですね。そこが割れると、中から象牙質という柔らかい組織が出てきちゃうんですよ。
エナメル質は歯の中で一番硬い部分なので、ちゃんと磨けていれば虫歯には実はなりにくいところなんですけど、象牙質はすごく柔らかいので、あっという間に虫歯になっちゃうんですよ。もしかしたら、その歯ぎしりや食いしばりによってちょっと欠けてしまったところから、虫歯になってしまったっていう可能性はあるかなとは思いますね。
ちこ:場所によって組織が違うんですね!初めて聞きました。
まるち先生:エナメル質は聞いたことあるかと重いますけど、象牙質ってあんまり分かんないですよね。
ちこ:場所によって組織が違うから、ダメージの出方や感覚も違って、虫歯だったりというところになっちゃうってことなんですね。
■歯ぐきの後退・骨隆起と、睡眠時無呼吸のつながり
ちこ:歯へのダメージっていうのもよく聞きますし、歯ぐきが下がってきちゃうみたいな話も結構聞くんですけど、そういうのも食いしばりだとあるあるだったりしますか?
まるち先生:あると思います。
結局、食いしばりって歯にずっと力がかかっている状態なので、歯の周りの骨に力がかかり続けて、歯を支えている骨が下がってきてしまい、歯ぐきが結果的に下がっちゃったりとかっていうのはあり得る話だと思います。
ちこ:いろんなところにダメージが起こるんですね。女性だと、どうしても食いしばりによってエラ張りが…っていうのが気になるところだと思うんですけど、健康被害みたいなのも大きいですね、こうやって聞いていくと。
まるち先生:意外といろんなところに影響が出始めちゃうかもしれないですよね。
ちこ:歯が痛くなっちゃうとか、頭痛がそれによって起きちゃう方もお話を聞いていると多いなという感じですね。側頭筋が硬くなっちゃって、それから頭痛が出てきちゃうというお話も、私は結構多いなと思って施術をやらせていただいているんですけども、
まるち先生:本当にお医者さんに通わないと治らないところが結構出てきちゃうんですね、食いしばりがひどくなってくると。
ちこ:コメントで「歯医者の検診で詰め物が欠けていて…」という方もいらっしゃいますが、それもやっぱり食いしばりですよってことなのかな。
まるち先生:食いしばりの可能性もありますよね。欠けちゃう場合もあれば、金属の詰め物や金属のかぶせ物をされている方で、取れやすい方もいるんですけど、結構しょっちゅう取れちゃうんですって言って毎回つけてもらうんですっておっしゃる方は、実は食いしばりが原因で歯に力がかかっているので、つけてる物が取れちゃうっていう。
ちこ:一因としてそれもあるかも、と。
『骨隆起(こつりゅうき)』とかも聞きますけども。歯ぐきのところがちょっとボコボコしてきちゃうみたいな症状ですかね。
まるち先生:はい、そうです。それも食いしばりが深刻化してくると、なりがちな症状としてあげられたりもしますけども。
骨隆起も結構、無呼吸の人って意外とある人が多いんです。骨隆起自体は別に悪いものでもなんでもないんですね。自分の骨の組織がボコボコっと増えてしまっているだけなので、それ自体が悪性だったり悪いということはないんですけど、骨隆起があることで、口の中の舌が入るスペースが狭くなることによって、無呼吸が起こりやすいっていうふうには言われていて、なので結構若い方で無呼吸があるという人を見てみると、骨隆起があったりとかすることがありますね。
ちこ:舌の収まりがイマイチだから呼吸が乱れちゃったり、食いしばりになる可能性もありますよね。いろいろと絡み合って、いろんな要因があるんですね。
今日はいろんなお話を聞かせていただいて、食いしばりってお顔への影響だけじゃなくて、健康への影響がすごく大きいねというお話をしていますけども、すごい楽しいです。
まるち先生:よかったです。こんなマニアックな話を喜んで聞いてくださって、ありがたいです。
ちこ:ありがとうございます。歯医者さんがこういうお話を聞かせてくださる機会ってなかなかないので、今日はもう本当に講義みたいな感じで聞かせていただいています!笑
■食いしばり改善で一番大切なこと
ちこ:食いしばりって、「治らないもの」みたいな感じで言われることが多いかなと思うんですよ。
まるちさん的には、食いしばり改善で、ボトックスとかの選択肢もあるよねという話を冒頭させていただきましたけども、食いしばり改善していくにあたって大切なところってありますかね?
まるち先生:おっしゃるように、歯ぎしりとか食いしばりを完全になくす方法って今のところはないんですよね。なので、食いしばる力をコントロールするという意味でマウスピースだったり、ボトックスをうまく活用していただくしか今のところはないんですけど。
私は患者さんにお伝えするのは、ストレスを溜めないこと。やっぱりストレスが一番の原因なんです。
自律神経を整えていくこと、交感神経と副交感神経のバランスはむちゃくちゃ大切で、それは睡眠にも関係してくるので、ちこさんのところでマッサージしてもらうだけでもリラックスしていいんじゃないかと思うんですけど。笑
ちこ:ありがとうございます!笑
まるち先生:この食いしばりだったり歯ぎしりが増えてきたり注目されてきてるのって、こういうストレス社会だったり、コロナの時とかすごく言われたんですよね。
お家にこもるっていうのがあって。リラックスしてちゃんと眠ることが大事なんじゃないかなというふうには思ってます。これも個人的な意見かもしれないんですけど。
ちこ:そうですよね。自律神経を整えるっていうところが何においても大切だなと思うんですけども、それがやっぱり一番難しいよねというところではあるかなとは思うんですが。
まるち先生:何か一つで絶対解決させようとかではなくて、例えばアロマとマッサージを組み合わせていくとか、マッサージとボトックスを組み合わせていくとか、いろんなものを組み合わせて、その人に一番合ってるものを探していただけるといいかなというふうに思いますけどね。
ちこ:そうですね。自律神経を整えるっていうアプローチと、筋肉の形状記憶みたいなところを整えるアプローチの2つがあって、車輪が2つあって、一緒に整えていくっていう感じだと、すごくいいのかなというふうに思いますね。
まるち先生:歯科だけで治せるものって本当に限界があると思うので、西洋医学だけではなく、東洋医学であったりアロマだったり、いろんなものを組み合わせて、その人が一番心地いいものが見つかるといいなというふうに思いますね。
ちこ:やっぱり呼吸もアロマもマッサージも合う合わないもありますし、ご自身に最適な選択肢を見つけて、組み合わせていけるといいですよね。
■改めて、ボトックスの効果と付き合い方について
ちこ:今コメントで「ボトックスって効果ありますか?」という質問をいただいたんですが、「ボトックスで顔は小さくなるのか?」というのはどうなんでしょう。
まるち先生:咬筋は、グッと食いしばった時にほっぺたの横にボコッと出る筋肉なんですけど、その筋肉が食いしばる力を緩めることで、筋トレを休むような感じになるので、筋肉がちっちゃくなって見えるというふうに言われてますね。
最近は美容関係のイメージが強くなっていますけど、もともとは治療目的で使われていたもので、食いしばりの力を緩めるという目的で導入され始めたものだと思いますね。
ちこ:若い方だと、エラを小さくしたいがために打つっていう方が結構いらっしゃるけど、それは咬筋がすごい発達してる場合は小さくなるけども、そうでもない方はあんまり効果を感じなかったり…?
まるち先生:そうですね、そうだと思います。
ちこ:選択肢としてあるのは良いことだなとは思いつつも、そこに過信しすぎたり、「小顔になりたいから、この筋肉なんていらない!」みたいな感じでするのは、ちょっと乱暴かなという感じもしますね。
まるち先生:私も「そこ(小顔)が目的でちょっと打ちたいんです」って言われると、一呼吸置いてもらうことは多いですよね。
食いしばりが本当にひどくて肩こりや頭痛持ちで大変なんです、っていう方に打ってあげるのはすごく良いと思うんですけど。
歯科って一応、審美的にお口周りを綺麗にするっていうのも一応治療の一つではあるんですけど、エラが張ってるから、顔をちっちゃくしたいから…っていう目的だと、ちょっとそこは治療の範囲じゃないんだよな…って私はちょっと思っちゃうんですよね。
ちこ:コメントでも「息子が興味がある」といっている方がいらっしゃいますね。
まるち先生:若い子ってすごくそこの関心が高いですよね。
ちこ:そういう選択肢に対して物怖じしないから選びがちなのかなと思います。
私も今年、大学生になるくらいの若い子から、ボトックスに興味があって…という相談をされたことがあって。
私からすると、まだまだ筋肉ってそんなに硬くはなってないんですよ。20代、30代とか、もっと上の世代の方の食いしばりによる硬さを見てると、そんなに言うほどじゃないよ…って言うと、その方のお悩みを否定しちゃうから難しいんですけど。本人的にはそれぐらい気になるから、やりたいっていうところで。
難しいところですよね、悪いことなのかって言いきれないところもあるしな、という。
まるち先生:治療としても確立しているものではあるので、絶対いけないとか、そういうものではないので、言えないところはありますよね。
ちこ:関心が高いっていうのはすごくいいことなんだけど、それによって苦しくなっちゃうっていうのも、難しいですよね。もっともっとってなっちゃいそうで怖いですよね。
まるち先生:一個やっちゃうと、そこのハードルが下がって、どんどんいきますからね。
■エンディング
ちこ:本当に、貴重なお話を聞かせていただいて、1時間、みっちり勉強させていただいたみたいな気持ちです。ありがとうございます。
まるち先生:こちらこそ、たくさん質問をしていただいて、引き出していただいて、ありがとうございます。
ちこ:またこういった機会を、勉強会だったりとかやらせていただいて、みんなに知ってほしいんですよね。
ボトックスの話じゃないですけど、それしか選択肢がないのかなって思っちゃうから、結局そうなっちゃうんだろうなと思うので。私自身もこのお仕事をしてると「マッサージで食いしばり改善なんて健康詐欺じゃん!」みたいなくらい言われることもあるくらいで。
まるち先生:健康詐欺はひどいですね…。
ちこ:ひどいですよね。小顔矯正っていう単語も、そういうふうに言われることが一部あるんですよね。
でも、ボトックスもそうですし、小顔矯正もそうですし、それが選択肢の一つとしてあって、合う合わないがあって、『自分はその改善のためにどういう選択肢を使っていったらいいんだろう』っていうのを、もっといろんな方に知っていただきたいなというふうに思いますし、そういった配信をこれからもしていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします!
まるち先生:こちらこそです。よろしくお願いします。
■今回のライブを振り返って
今回、まるち先生とお話しさせていただいて改めて感じたのは
「食いしばりを完全になくす方法はまだない」ということ。
だからこそ、ボトックスやマウスピースといった医療の力も、マッサージやアロマといったセルフケアも、どちらか一つが正解なのではなく、自分に合う組み合わせを見つけていくことが大切なんだなと思いました。
自律神経を整えるアプローチと、筋肉の形状記憶を整えるアプローチ。
この2つの車輪を、一緒に回していくイメージです。
「マッサージで食いしばり改善なんて…」と言われることもある私ですが、今回のまるち先生のお話を聞いて、やっぱりストレスケアやリラックスできる時間を持つことは、食いしばりや睡眠の質にとって本当に大切なんだと、あらためて自信を持てました✨
もしあなたも
・エラ張りや食いしばりが気になっている
・ボトックスやマウスピースが自分に合うのか分からない
・とにかく肩こりや頭痛が辛い
そんな風に感じているなら、まずは一度、自分の状態を見てもらうところから始めてみませんか?
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\8月28日(金)20:00〜/
🌿なんとなくの不調を見直す60分🌿
〜現役歯科医×呼吸の専門家が教える「食べる・眠る・呼吸する」健康習慣〜
講師は、呼吸法の専門家keikoさんと、現役歯科医のまるち先生。
一見異なる分野のようですが、「食べる・眠る・呼吸する」はどれも毎日の健康を支える共通の土台。
この二つの視点から、生活全体のつながりで不調を捉え直していく60分です。
【この60分でわかること】
・「なぜか疲れる」の理由
・今日からできる健康習慣
・眠り・呼吸・食べることのつながり
・「年齢だから」で片づけていた不調への新しい視点
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【こんな方におすすめ】
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参加費:無料(オンライン開催)
参加方法:まるちさんの公式LINEにご登録いただき、「セミナー参加」とお送りください
食いしばりも、不調も、「これさえやれば大丈夫」という魔法の答えはありません。
だからこそ、いろんな専門家の話を聞きながら、自分に合う付き合い方を少しずつ見つけていけたらと思っています。
今回のライブやセミナーが、そのきっかけの一つになれていたら嬉しいです。最後まで読んでくださって、ありがとうございました🌿
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エラ張り・食いしばり改善専門
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「施術研究所-carelabo-」
営業時間 11:00〜19:30
定休日 木曜・日曜
東京都豊島区南大塚2-35-10アーバンエスケイプ303号室
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